「聞いておくれよ、リーマス!」
「聞いてるよ、ジェームズ」
「奴め、僕がうっかり転寝をしている間にカエルチョコを平らげてしまったんだよ!意地汚いと思わないか?!」
「あぁ、シリウス?」
「他にいるかい?!」
「仕方ないなぁ、駄目だよ。反省しなさい」
「待て、ジェームズ!リーマスとピーターも食ってたぞ!?」
「リーマスがそんな真似するワケないだろう。言い訳ならもっとうまく考えろ」
「ピーターはきっと知らなかったんだよ。シリウスがあげたんだ」
「え、えっと…」
「何この差?!」
言い争って、喧嘩して、仲直りして、また喧嘩。
くだらなく、かけがえのない毎日の繰り返し。
笑い合ったあの日はもう、来ない。
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