「人と人とは支え合って…」
「じゃあこの状況を見て何か思う事はないか」
「エドが丁度良いとこに居てくれて良かったわ」
「まず、不精して一気に荷物持って行こうとするからそうなるんだ!」
「ナイスキャッチ!」
「違う!!」
ふらついてるな、とは思っていたけど、
階段で足を踏み外すまで予想してたワケじゃない。
自分を頼れ、なんて恥ずかしくて言えないけれど。
変な会話で4題
1.「人と人とは支え合って…」
「じゃあこの状況を見て何か思う事はないか」
https://twitter.com/milkmilk_odai様より
[6回]
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「ゆびきりげんまん」
「嘘ついたら針千本」
「「のーますっ」」
「で?」
「今度、予約の電話入れずに帰ってきたら」
「うん」
「昔エドから貰った手紙を音読します」
「えっ兄さんの?いくつのとき?」
「4歳くらいかなー。エド、指離して」
「まだだ!まだ指切ってない!!!」
「先に条件聞いてからゆびきりしなよ」
「往生際が悪ーいっ」
離れない繋いだ小指。
いつの間にこんなに大きくなったのかしら。
機械鎧のサイズ調整と一緒に考える君の成長過程を見ないふり。
[13回]
「今年の抱負をどぞー!」
「えっえっと、元の身体に戻る!」
「身長を伸ばして元の姿に戻る!」
「兄さんずるい!じゃあ僕は可愛い彼女が出来て元の身体に!!」
「じゃあオレは」
「・・・あのね、抱負であって願い事では無いのよ?」
あたしは勿論、機械鎧製造技術の向上だけれど。
願いはいつも同じでしょう?
笑いあって、抱き合って、嬉し泣き出来る日はすぐそこに。
[11回]
「はいはいはーい!朝ですよー!!」
「だー!!煩ぇ!!ゆっくり寝かせろ!!」
「布団干すんだから起きてよ、ほら早く!」
「なにこの理不尽」
「夜更かしは自業自得でしょ」
「オレがこの前起こしに行った時には怒鳴られたんですけど」
「あたしの夜更かしはあんたの所為でしょうが」
「ですよね」
目の下のクマに心の端っこでごめんと謝る。
素直に伝えるのは悔しくて、照れくさくて、意地を張った子ども心。
大人と子どもの境界線、幼馴染の延長線、辿って行ったらどこにぶつかる?
[15回]
「ここにバナナと苺があるとする」
「うん」
「どちらかひとつだけを選ぶとしたら?」
「そもそもね」
「あ?」
「どちらかひとつだけっていう選択肢自体がおかしいと思うわけよ」
「そういう質問なんだよ」
「ふたつとも、が駄目なんて誰が決めたの」
「究極の選択ってやつだろ」
「あんただって、ひとつだけを選ぶなんて出来ないじゃないの」
根本的な事柄を覆す、君のソレは昔から。
何でもかんでも錬金術の等価交換に置き換えた世界観。
全部ぶち壊してくれたのも君だった。
[13回]
「エドは子ども何人欲しい?」
「二人以上、かなぁ」
「じゃあ、まずは一人確保」
「うん・・・うん?」
「うん」
「え?」
「ん?」
「え・・・?!」
手に持ってる珈琲をとりあえずテーブルに置いて、落ち着く為に深呼吸。
彼女の台詞を反芻してみて、瞬きひとつに頷いた。
それってもしかして、もしかしなくてもそういうこと?!
[22回]