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鋼の錬金術師 272

「人と人とは支え合って…」
「じゃあこの状況を見て何か思う事はないか」
「エドが丁度良いとこに居てくれて良かったわ」
「まず、不精して一気に荷物持って行こうとするからそうなるんだ!」
「ナイスキャッチ!」
「違う!!」



ふらついてるな、とは思っていたけど、
階段で足を踏み外すまで予想してたワケじゃない。
自分を頼れ、なんて恥ずかしくて言えないけれど。


変な会話で4題
1.「人と人とは支え合って…」
「じゃあこの状況を見て何か思う事はないか」
https://twitter.com/milkmilk_odai様より

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鋼の錬金術師 271

「すごい雨ね、アル」
「よく降るなぁ」
「エドは?」
「身体が痛いって寝てる」
「そっか」
「ボクも、部分的なら」
「アル」
「うん」
「早く、戻ると良いね」



屋根を叩く激しい雨音。
オイルと鉄と、珈琲の香り。
変わらない故郷の、変わらない家。


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鋼の錬金術師 270(未来)

「あーのーねぇー」
「間延びした妙な喋り方すんなよ」
「えへー」
「…いいことあった?」
「あった、すっごいあった!」
「へぇ、何?」
「聞きたい?聞きたい?」
「言いたくないなら別に…」
「聞きたいっ?!」
「…ハイ」
「あのね、出来ちゃった」



何が?と聞き返そうとしたお口にチャック。
多分今回はスパナだけじゃ許してくれない。
嬉しそうな君の、平らなお腹にそっと触れる。


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最遊記外伝 7

ひとつ、ひとつ、もうひとつ。
仄かに灯る花灯り。
嗚呼、嗚呼、嗚呼。
小さな獣の慟哭に、灯る炎が揺らめいた。
在る筈だったぬくもりが。
在る筈だった未来が。
在る筈だった約束が、音を立てて崩れてく。


『下界の桜の下でまた会おう』


指切りしたのは誰だった?
薄れた記憶に漂う残滓。
もう誰の為に泣いているのかすら分からない。


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鋼の錬金術師 269(未来)

「風が強いね」
「嵐が来るって言ってたからな」
「窓の補強、大丈夫かしら」
「ばっちゃんが大丈夫って言った」
「じゃあ良いわね」
「で」
「で?」
「何だ、その大量の菓子は」
「非常食!」



遠足の前の子どもか、お前は!
確かに食料には違いないけども!
怖いはずの天災も、君と一緒だと娯楽に変わる。

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鋼の錬金術師 268

「ゆびきりげんまん」
「嘘ついたら針千本」
「「のーますっ」」
「で?」
「今度、予約の電話入れずに帰ってきたら」
「うん」
「昔エドから貰った手紙を音読します」
「えっ兄さんの?いくつのとき?」
「4歳くらいかなー。エド、指離して」
「まだだ!まだ指切ってない!!!」
「先に条件聞いてからゆびきりしなよ」
「往生際が悪ーいっ」


離れない繋いだ小指。
いつの間にこんなに大きくなったのかしら。
機械鎧のサイズ調整と一緒に考える君の成長過程を見ないふり。

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鋼の錬金術師 267

「今年の抱負をどぞー!」
「えっえっと、元の身体に戻る!」
「身長を伸ばして元の姿に戻る!」
「兄さんずるい!じゃあ僕は可愛い彼女が出来て元の身体に!!」
「じゃあオレは」
「・・・あのね、抱負であって願い事では無いのよ?」


あたしは勿論、機械鎧製造技術の向上だけれど。
願いはいつも同じでしょう?
笑いあって、抱き合って、嬉し泣き出来る日はすぐそこに。


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鋼の錬金術師 266

「はいはいはーい!朝ですよー!!」
「だー!!煩ぇ!!ゆっくり寝かせろ!!」
「布団干すんだから起きてよ、ほら早く!」
「なにこの理不尽」
「夜更かしは自業自得でしょ」
「オレがこの前起こしに行った時には怒鳴られたんですけど」
「あたしの夜更かしはあんたの所為でしょうが」
「ですよね」



目の下のクマに心の端っこでごめんと謝る。
素直に伝えるのは悔しくて、照れくさくて、意地を張った子ども心。
大人と子どもの境界線、幼馴染の延長線、辿って行ったらどこにぶつかる?

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鋼の錬金術師 265

「ここにバナナと苺があるとする」
「うん」
「どちらかひとつだけを選ぶとしたら?」
「そもそもね」
「あ?」
「どちらかひとつだけっていう選択肢自体がおかしいと思うわけよ」
「そういう質問なんだよ」
「ふたつとも、が駄目なんて誰が決めたの」
「究極の選択ってやつだろ」
「あんただって、ひとつだけを選ぶなんて出来ないじゃないの」



根本的な事柄を覆す、君のソレは昔から。
何でもかんでも錬金術の等価交換に置き換えた世界観。
全部ぶち壊してくれたのも君だった。

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鋼の錬金術師 264(未来)

「エドは子ども何人欲しい?」
「二人以上、かなぁ」
「じゃあ、まずは一人確保」
「うん・・・うん?」
「うん」
「え?」
「ん?」
「え・・・?!」


手に持ってる珈琲をとりあえずテーブルに置いて、落ち着く為に深呼吸。
彼女の台詞を反芻してみて、瞬きひとつに頷いた。
それってもしかして、もしかしなくてもそういうこと?!

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