「エド」
「うお?!」
「そんなに驚くことないでしょー」
「起きてるとは思わなかったんだよ」
「目が覚めたの」
「具合は?」
「頭、痛い」
「んー…大分下がったけど、まだ熱いな」
「お腹空いたぁ」
「食欲があるなら大丈夫か。りんごのすりおろしたやつか、お粥…」
「ミルク粥食べたい。作って」
「…明日の朝ばっちゃんに頼め」
「みーるーくーがーゆー!」
治ってきたと思ったそばからコレだ。
元気になるのは構わんが、もうちょっと大人しくしててくれ。
ミルク粥なんて作ったところで味見が出来るか。
不貞腐れた彼女の口にはちみつりんごを押し込んだ。
[6回]
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