「エド、膝枕してあげる!」
「…え、良い」
「遠慮しないで良いのよ?」
「いや、遠慮とかそういうんじゃなくて、ソレ」
「最近、耳掃除してないでしょ。ついでにやったげる」
「してるしてる、ちょうしてる」
「嘘、見てない」
「…だって、お前の怖ぇんだよ!!」
「この前のはちょっと失敗しただけよ!」
「そのちょっとの失敗で、鼓膜が破れるかと思ったわ!!」
ちょこおっと痛くしたくらいで泣きごとなんて!
拗ねて膝を抱えていたら、反対にやってやるって伸びてきた腕。
そうね、たまには良いかもしれない。
子猫が甘えるように、君の膝へと寝転んだ。
[5回]
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