「おい。顔、赤いぞ」
「いつも通りよ」
「嘘言え、またお前寝てないだろ」
「何でそんなこと知ってんのよ、まさか覗き…?!」
「するか!!」
「これくらい大丈夫なんだから」
「大丈夫な奴は、そんなだるそうな顔してマセン」
「だるそうじゃないもん」
「…とりあえず、これを飲め」
「普通の水でしょ?」
「お前の飲んだその水、塩ごっそり入れたんだけど平気そうだな」
「う…嘘…っ」
「味も分からなくなってんじゃねぇか!ばっちゃーーーんっっ!!」
「やだ!駄目!注射やだぁっっ!!」
「やっぱりソレか!!」
注射が嫌だとか、お前は幾つだ!!
涙目でお願いされたって駄目なものはだ………っ駄目だ駄目だッッ!!
一目散に逃げようとした幼馴染の腕を掴んで肩に担ぐ。
[7回]
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