「っと、コレで良し」
「悟空」
「ん?」
「何でお前、直接言わなんだ」
「何がだ?」
「ワシは誰にでも声を届けることが出来るんじゃぞ?」
「うん、知ってる」
「ならば、お前の嫁に何で言ってやらん。最期の言葉をかけてやらんのだ」
「…だってさ」
「何だ」
「面と向かってだったら、チチに謝ることしか出来ねぇよ。謝ったって、仕方無いことだって分かっててもさ」
「そりゃあな」
「それに、最期が泣き声なんてイヤだったんだ。出てくる時も心配させたし…あぁ、笑った顔見たのは悟飯も一緒に出かけた時だっけか」
「…悟空、お前」
「勝手だけどさ、やっぱコレって卑怯だよなぁ」
「お前は怖かったのだな」
「怖い?そりゃ、チチはおっかねぇけどよ」
「そうでは無くてだな…まぁ良い。お前もヒトの子だったと言うワケだ」
「?」
「悟空、お前はお前が思っとるよりもよっぽど恵まれていたんじゃよ」
「界王さま、オラ恵まれてないなんて思ったこと無ぇぞ。皆からいっぱい貰ったからな」
そう言って、君が笑うから。
そう言って、君は笑うから。
切ない優しさ、切ない―――残り香。
[5回]
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「ジェームズ」
「何だい、シリウス」
「お前の鳥の巣みたいな頭には鳥が本当に住んでるんじゃないだろーなってくらいお前はトリ頭だな」
「失礼極まりない男だな。僕の頭の中はリリー一色さ!」
「止めなよシリウス、無駄だってば」
「リーマス、見てないでどうにかしろ」
「うん、頑張れ」
「無責任な!」
「僕は素直に謝って、マクゴナガル先生にでも外して貰った方が懸命だと思うよ」
「「駄目だ!」」
「今度の悪戯で使うつもりらしいよ」
「おかげでくっ付きたくもないシリウスと仲良しこよしさ!」
「俺の台詞だ!!」
「何に使うの、こんなべたべた接着剤」
「フィルチの足止め」
「なるほど」
失敗は成功の素?
次の悪戯大成功?
見つからないように試したら、皆をあっと言わせよう。
[0回]
「ほぉら、今夜は月が綺麗よ、カイさん」
「あぁ、まぁ、添うだな」
「一寸、其れだけ?」
「他に何を言えと」
「色々有るじゃない!『月よりも君の方が綺麗だよ』とか気の効いたこと言えないのっ?」
「だっ誰が言うかぁ――――ッッ!!」
何時まで経っても初々しいったら。
でもね、貴方の其んな所が大好きよ。
言葉よりも抱擁一つ、貴方の優しさに愛しさが募る。
[0回]
サイト更新停滞しそうなときはここにSSSあげていきます。
とりあえず全然サイトにアップ出来そうにない、
mixiに載せてたSSSをアップしていきます。
見たことあるヒトはすみません。
主にサイト取扱いジャンル外という不親切さ。
[0回]