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王国心Ⅱ 3

「んじゃ、そゆことで」
「え、あの…っ!」
「他に分からないことあったか?」
「えっと、なま、え」
「俺?アクセルだよ」
「俺は、おれ、は…?」
「そっか、お前まだ生まれたばっかだったよな」
「そうなの、かな」
「ソーなの。そだな、ロクサス、なんてどうだ?」
「ロクサス?」
「教えといてやるよ。俺達の名前には全部『x』が入ってるんだ」
「皆?」
「んでソラの文字を並べ替えて、ロクサス。記憶したか?」
「アクセルは」
「ん?」
「アクセルは、誰?」
「俺は俺。お前もお前だ、ソラじゃない」
「…うん」


この道の先に、もしも光が待つと言うのなら。
絶望と悲しみと切なさしかないこの身体は、
いとも容易く崩れ去ってしまうのだろうか。

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BLEACH 1

「…なぁ」 
「珍妙な顔をしているぞ、一護」 
「お前の持ってるヤツよりはマシだ」
「馬鹿を言うな、こちらの方が可愛い」
「それは置いておくとして、ルキア。お前の持ってるそのぬいぐるみ」
「これが?」
「何なんだ?」
「うさぎにしか見えないだろう?」
「見えないから聞いてんだよ」
「白哉兄様の手作りだ!」
(あのシスコンめ…!)

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王国心Ⅱ 2

「アクセル」
「ちょっと待て、この本あと1ページで読み終わるから」
「…ソラ、って見たことある?」
「まぁ、チラッとだけなら」
「どんなヤツだった?」
「どんな、って」
「煩いとか、自分勝手だとか、ものすごくヤな奴だとか」
「ロクサス」
「手に負えないくらいどうしようもない、とか」
「そういう奴だったら良かったのか?」
「…それでもやっぱり、俺がソラには、なれないんだ」
「あぁ、そうだな」


存在していながら、存在を赦されないもの。
ノーバディと名付けられながらも、存在するもの。
誰でもないと言うのなら、
最初から名前など欲しくはなかった。
憶えていない君は、僕を覚えていて、くれますか?

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D.Gray-man 2
「ラビ」 
「お、ジジイ。流石に今日は冷えるなぁ」
「お前がいくら莫迦でも風邪くらいはひくぞ」
「そっちこそ年寄りの冷やみ…」
「何か言ったか」
「いきなり殴ること無いさ!!」
「さっさと部屋に戻らんか!」
「もーちょっと」
「ラビ?」
「寒いってコトは、生きてる、ってコトだろ」


白く染まる息を吐き出した。
悴む指先がちりりと痛い。
遠くの空が白んでく。
朝日が昇ったのは何度目だった?

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テイルズ 1 (TOD)

「あ――――ッッ!!」
「あ?」
「ちょっとスタン!それ私のココア!!」
「え、ゴメン?!」
「…食べ物の恨みは恐ろしいわよ」
「代わりの淹れるって!!」
「マシュマロも浮かべてね、戸棚にクッキーも合った気がするわ」
「…何か俺、上手く使われてる気がする」


コレは自業自得って言うのよ。
お分かり、迂闊な旦那様。
お砂糖たっぷり、もひとつおまけにキスも私に頂戴ね?

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鋼の錬金術師 2 (未来)

「ウィンリィ、仕事区切り付きそうか?」
「あとちょっと。急ぎの用事?」
「嵐が酷いから、停電しない内に風呂入っといた方が良いと思って」
「よし、終了。んじゃ、一緒に入ろ?」
「は?!」
「何よぅ、今更恥ずかしがることでも無いでしょ」
「いや、そーじゃなくてだな…」
「ほら、さっさと支度する!」
「ぎぃやぁぁぁぁああああ!?」


今日も奥さんには敵いません。

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D.Gray-man 1

「アレン君?」
「リナリー、こんな夜更けにどうしたんですか?」
「私は兄さん達のお手伝い。科学班は今頃血眼になって重要書類を捜しているわ」
「…コムイさんですか」
「正解」
「はは、お疲れ様」
「アレン君は?」
「僕は、えっと、その」
「眠れない?」
「そうじゃ、なくて」
「なに?」
「…いえ、やっぱり眠れなかっただけみたいです」
「…嘘吐き」
「え?」
「眠れないなら、とっておきのハーブティー入れてきてあげるわ」


暗がりの灰褐色。
眠れぬ夜を彷徨う天使。
君の瞳は今、何が映ってる?

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ブレイブストーリー 1

「帰るの?」
「お前は?」
「カッちゃん達とサッカーして行くんだ」
「ふぅん、元気な奴」
「ミツルもやろうよ」
「俺は良い、アヤが待ってる。ほら、あそこ」
「…そっか、分かった」
「じゃあ、ま…」
「アヤちゃ―――んッッ!!お兄ちゃんがサッカーしてるとこ見て行かない?!」
「行く――――!!」
「決定!」
「ワタル、お前なー…」
「ん?何?」
「…もう良い、行くんだろ」
「うんっ」


奇跡なんてひとつも無いけれど。
僕もちっとも変わらないけれど。
あの日手にした勇気だけはいつも、ここにあるんだ。

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ドラゴンボール 2

「なぁ、チチ」
「メシは悟飯ちゃんが帰ってからだ」
「オラが死んだ時、やっぱ泣いたか?」
「…何言い出すかと思えば」
「笑うなよー」
「泣いた、大泣きしたべ。泣いて、寝込んで、いっぱい皆に心配かけた」
「そ、っか」
「なして今更そんなこと訊くだ?」
「んー」
「悟空さ?」
「だったらオラもチチが死んだ時、泣くんだろーなと思ってさ」
「おっでれぇた!悟空さが泣いてくれるだか?」
「だって、オラ多分チチと同じくれーにチチのこと好きだぞ?」
「…まぁったく、悟空さはっ。多分、は余計だべ!」



泣いて、笑って、怒って、泣いて。
それでも君が傍に居る奇跡。

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最遊記外伝 1

「…金蝉」
「何だ」
「天ちゃん」
「はい?」
「ケン兄」
「おう」
「俺、忘れないから―――皆が忘れても、忘れないから」


忘れない、忘れたくない。
戒めは昏く、深く。
強く願った故に、忘却こそが幼子の罪咎。

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