「ばっちゃん、こいつここに置いてって良い…?」
「ソファで寝てたら風邪ひくだろ。ベッドまで運んでやっておくれ」
「強くないんだから、酒なんて飲ませんなよ」
「少しの寝酒くらい良いじゃないか、じゃあ頼んだよ」
「へいへい、おやすみ」
「おやすみ」
「…こーの酔っ払い、起きろ」
「んン…」
「って言っても、起きるワケ無ぇか」
「………」
「……………襲っちまうぞ」
「…へ?」
「あ?」
「…え…えッ?!」
「なっ何でソコで起きるんだよ!!」
「だ、だってぇ!!」
ちょうど目が覚めちゃったんだもの!
真っ赤な顔した幼馴染の彼女の抗議。
いつも構わずくっついてくる癖に、たまにこちらが押せば慌てて下がる。
時々、本気で襲いたくなるのはオレだけの所為ですか。
[10回]
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