「エド、インク持ってない?」
「お前持ってんだろ」
「切れちゃったの」
「補充しとけよ」
「下に行けばあるんだけどね」
「取って来い!」
「隣の部屋のが近いでしょ!けちけちしないでよ」
「横暴な」
「インク代にコーヒー入れてあげるから」
「結局、下に降りるんじゃねぇか。しかもソレ、自分の用事が終わったあとだろ」
「よくお分かりで」
男が細かいこと言うんじゃないの。
インクのストックひとつ貰って、ドアへ向かって踵を返す。
まだ不満そうな君の頬にキスをひとつ落としたら、
真っ赤な顔して怒鳴られた。
[7回]
PR