「俺は、ボンゴレを選べなんて言えない」
「ツナ」
「山本がリングを返しても、それはきっと当然なんだ」
「…野球、な」
「え?」
「大リーグ目指して、やっと手が届くとこまで来たんだ」
「…うん、知ってる」
「俺にはソレしか取り柄無かったし」
「そんなこと…!」
「でも、もっと俺にも出来ることがあるんだって、分かった」
「山本?」
「まだ、獄寺とお前の右腕の決着がついてねーんだ」
「山も…」
「お前が全部背負おうとしてること、俺にも…違うな、俺らにも分けろよ、ツナ」
「…ごめ、ん」
「何で謝るんだよ、おかしな奴だな」
「ありがとう、山本」
ごめん、ごめん、ごめん、ごめん。
何度謝っても足りやしない。
全てで応えてくれた君達へ、俺の全てで応えよう。
君達の未来を守るよ、必ず。
[1回]
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